恋の媚薬

もうすぐバレンタインデーなので、チョコレートの話を少々。

チョコレートの原料カカオ豆が、原産の南米からヨーロッパにもたらされたのは16世紀。
新大陸を発見したスペイン人たちによるものでした。
現地では、苦み走ったカカオは強精剤として飲まれていたようですが、サトウキビとともにスペインにたどり着いたカカオは、甘くてうっとり・・・なチョコレートへと変貌を遂げます。

そもそも当時は、チョコレートといえば飲み物。
一口飲むだけで元気になるチョコレートは、上流階級の紳士淑女たちの間で、恋の媚薬として熱狂的な支持を集めたそうです。

バルセロナの陶芸美術館MUSEO DE CERAMICAには、チョコレートを愉しむ様子を描いた17世紀の化粧タイルが保存されています。その名も「la chocolatada」。

貴族の庭で繰り広げられる、お茶のひととき。
着飾った紳士と淑女。その愉しげなパーティーのお目当ては、もちろんアモール!! 

恋の媚薬チョコレート

この「la chocolatada」は、MUSEO DE CERAMICAの魅力溢れる収蔵品のなかでもひときわ人気の高い手書きタイルです。
バルセロナ郊外にある、アレリャ侯爵の屋敷に所蔵されていたものだそうで、保存状態も良好。バルセロナへ行かれる際は、ぜひ足を伸ばしてみてください。※MUSEO DE CERAMICAは現在移転工事中。2014年6月にオープン予定。

チョコレート・ココアの歴史(日本チョコレート・ココア協会)

museu de ceramica

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