カルソターダ

ようやく冬が終わりそうな気配の感じられる2月、スペインのカタルーニャでは、誰もが心待ちにする愉しい習慣があります。
バルセロナから南へ1時間ほど下ったタラゴナ県の、焼き葱を食べて春を待つ、”カルソターダ”です。

カルソターダに使われる葱は”カルソッツ”と呼ばれ、泥つきのまま炭火で丸焼きにされます。
真っ黒になった皮を、片手で握ってするっと滑らせ、出てきた柔らかい白い中身を、「ロメスコ」という特性ニンニクソースにつけて豪快にほおばるのですが、その美味しいことといったら!!!! 

カルソターダはふつう屋外で行われるのですが、カルソッツと、ポロンと呼ばれるガラスの容器に入った赤ワインがあれば、寒さなんてへっちゃら。瞬く間に、心もお腹もポカポカになります。食べ終わる頃には、両手、口のまわりはもちろん、着ているものまで、炭だらけに。これがたとえようもないほど愉快。童心に返った気分で、炭付け合戦が始まります。
 

カルソターダの後は、レストランのなかに用意されたテーブルにつき、白インゲン豆の煮物、腸詰めと骨付き肉がどーんと盛られたメインディシュに。赤ワインとおしゃべりが進むうちに、気分はまったりゆったり。春はもうすぐ。そんな気分になれる習慣なのです。

カルソターダ

寒い日には、いまでも、美味しく愉しいカルソターダを思い出します。
2〜3月にカタルーニャを旅するなら、ぜひぜひ試してみてください。

*カルソターダの写真が行方不明! 見つけたらアップしますので、お楽しみに。

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