「アリスのおいしい革命」とアリオリ・ソース

録画しておいたNHK BS番組「アリスのおいしい革命」(5/12(日)放送)をようやく観ました。

アリスさんはカルフォルニアのレストラン「シェ・パニース CHEZ PANISSE」の店主。彼女の哲学「地元の新鮮な素材を使ったシンプルでリーズナブルな料理」が実践されたレストランは評判を呼び、いまや予約でいっぱいの人気レストランだそうです。

そればかりでなく、彼女の啓蒙でカルフォルニアの一地区にはファーマーズマーケットが立つようになったのだとか。そこでは有機農法で作られた野菜や、鶏肉、山羊のチーズが並んでいて、本当に美味しそうでした。「アリスのおいしい革命」は、そんなアリスさんの初めての料理番組。

番組はアリスさんの活動にスポットを当てながら、人気レストラン「シェ・パニス CHEZ PANISSE」の料理レシピを紹介します(今年5月に放送された第1話と第2話の半分までしか観ていないので、まだよくわかりませんが)。料理レシピはすごく簡単でありながら、上手に作るコツも紹介されていて、とても実用的。

第1話では、いくつかの料理のなかに、ニンニクマヨネーズ「アリオリalioli」の作り方がありました。アリオリは、スペイン・カタルーニャ地方ではよく食卓に上るソースです。イカスミのパエリアに添えたり、カタルーニャ風フライドポテトpatatas bravasに添えたりと、汎用されています。ニンニク好きのわたしとしてはたまらない味。さっそく作ってみようと思います。

◆◆「アリスのおいしい革命」で紹介されたアリオリの作り方◆◆

【材料】
にんにく 2〜3カケ
オリーブオイル 250ml(エクストラバージンオイルがよいと思います)
卵黄 1つ
水 小さじ1
塩 少々

【作り方】
にんにく2〜3カケをすり鉢とすりこぎですりおろす。
常温においた卵を割って黄身を取り出す。
小さなボールに黄身、にんにく、水小さじ1を入れよく混ぜる。
そこにオリーブオイルを少しずつたらし、泡立て器でよく混ぜる。
とろみが出てきたら、オリーブオイルをどんどん入れてよし。
スピードを上げて混ぜ合わせる。最後に塩を少々。
しばらくおくき、材料がなじんだら出来上がり。

アリオリは、カタラン語では「all i oli」、つまり「にんにくとオイル(オリーブオイル) ajo y aceite」。フランス語では「aïoli」と書きます。 その起源はローマ時代のエジプトに遡るようですが、現代ではスペインのバレアレス諸島 las islas Balearesとフランスのプロヴァンスで広く使われているようです。バレアレス諸島といえば、マヨネーズ発祥の地といわれるマヨルカ島 Mallorcaがあります。スペインでは、贅沢品である卵を入れるマヨネーズ mahonesa/mayonesaに対し、にんにくとオイルのアリオリは貧しい階級の食べ物と見られていたようですね。

なにはともあれ、「アリスのおいしい革命」は見応えのある美しい番組でした。白いテーブルクロスと木の椅子の牧歌的な雰囲気のレストラン、緑に囲まれたアリスさんの庭と趣味のよいご自宅、色とりどりの野菜やチーズが並ぶ地元ファーマーズマーケットなど、旅行番組ように目を楽しませる映像にうっとり。

※「アリスのおいしい革命」を見逃した人はNHKの「再放送要望」ページから会員登録をすると、再放送が決まった暁にはおしらせメールが届くらしいのでお試しを。