日本文学ブーム

日本文学ブームが起きているというスペイン。
友人が送ってくれた有力地方紙「ラ・バングアルディア」の記事をちょい訳してみました。
スペイン人が読んで感じる日本人のメンタリティ&カルチャー。
ちょっと面白いです。。。

スペインでは日本人作家たちの作品が売れまくっている。人気のある出版社ならどこでも日本文学の刊行をもくろむし、日本文学のみを扱う出版社も誕生したほどである。このブームの担い手となったは、日本の料理や映画、漫画やファッション、あるいは、レイナ・ソフィア美術館で開催中の草間弥生の展覧会など、新たなニッポンイズムである。
村上春樹文学の驚くべき世界的成功、また『世界の中心で、愛をさけぶ』の片山恭一をはじめ、川上弘美など数々の現代作家の出現とともに広まったが、一方では『坊ちゃん』や『こころ』、『三四郎』、『我が輩は猫である』、『草枕』などの日本の古典文学、夏目漱石の作品が知られるようになったことも見逃せない要因である。

出版社や教師たちに広がるこの日本文学ブーム。人気の作品を考察してみると、ある現象が見えてくる。作品中に浮かび上がるのは、西洋人たちにとっての見事なまでに真逆な人物像だ。逆さ鏡に映った私たち自身ではないのかと思わせる。
教師であり翻訳家である、『日本文学攻略法』を出版したカルロス・ルビオは、このようにいう。
「日本は西洋のような産業国家となったが、夢のように異なる習慣を保持したままなんです。この異なる習慣に我々が魅了されるのは今に始まったことではなく、1585年だったと思いますが、そんな昔にも日本と西洋のかけ離れた習慣について書かれたものがあるんですね」
そしてルビオは、いまの日本文学ブームを、「ネオ・ニッポンイズム」とは考えていない。
「ヨーロッパが日本と出会った140年前、明治の王政復古にともない日本は開国しましたが、その時に誕生した「日本」がいまだに続いているんです」・・・

興味のある方はぜひ「ラ・バングアルディア」の記事を読んでみてください。