ワイン講座「サンティアゴ巡礼の道のワイン」その4

赤ワインの最後はD.O.ビエルソBierzo

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近年注目の的となっている(らしい!!)品種メンシアMenciaのメッカともいうべき地域で、その気候はビエルソがあるカスティージャ・イ・レオンCastilla y Leónとも隣接するガリシアGaliciaとも異なり、畑の斜面の向きによっても大きく変わるなど複雑だと聞きます。

そんなビエルソのメンシア100%の赤ワイン。実はこれをとても楽しみにしていました。

テイスティングに供されたワインは、「ティレヌス ロブレ Tilenus Robre 2010」と「ティレヌス パゴ・デ・ポサーダ Tilenus Pagos de Posada 2003」。いずれもメンシア100%です。

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「ティレヌス ロブレTilenus Robre 2010」は40~60年の樹から採れるブドウをステンレスタンクで発酵させ、フレンチオークとアメリカンオークの樽に8~10カ月寝かせた後、12カ月近く瓶内熟成させたものだそうです。パーカーポイント90。香りは華やかで、爽やかな風味、柔らかなタンニン。生き生きとした味わい。なるほど、おいしい~。と思ったら、天才醸造家と謳われるラウル・ペレス氏が指揮するティレヌスの旗艦ワインなのだとか。

「Tilenus Pago de Posada 2003」は、傾斜のきつい土地に植えられた80~90年という古樹のブドウ・メンシア種を少量ずつ手摘みで収穫し、50~60日という長いマセラシオンを経てからフレンチオーク樽で14~16カ月寝かせたワイン。バランスがよく繊細でエレガントな味わい。。。

がしかし、わずか数日前の夜半に救急搬送という事態に陥っていた我が軟弱体質。からまわりしがちな情熱と「ウコンの力」で挑んだものの、最終赤ワインに辿り着いたときには、たいへん好ましいと感じるばかりで、正直なんの味なのか判別がつかず・・・メモも放棄し、、、ひたすら盛り上がってしまいました(汗。

後日調べてみると、「Tilenus Pagos de Posada 2003」は 、IWSC(International Wine & Spirits Contest)で 金賞Medalla de Oroを獲得しているのですね。ああ、またもや豚に真珠/ねこに小判。。。

❖deta❖
Tilenus Pagos de Posada 2003

bodegas Estefanias

D.O.Bierzo
14% Vol.

原料 Mencía 100%

樽熟成 14~16カ月


さて、リアル巡礼者たちはこのビエルソまで来ると、平らな地の多かったカスティージャ・イ・レオンCastilla y Leónとは異なるアップダウンの厳しい巡礼路を目にするそうです。聖ヤコブの聖堂があるガリシア地方サンティアゴ・デ・コンポステーラまであとわずか。一千年前の旅人たちが飲んだワインを想像してみたくなります。

現在、スペイン巡礼の道を旅する人たちは、まちがいなく美味しいワインと洗練された食べ物に満たされる、誰もがうらやむグルメ旅行になるのでしょうね。ぜひ一度旅してみたいものです♪

つづく

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