ワイン講座「サンティアゴ巡礼の道のワイン」その5

ワイン講習会の2日目は白ワインでたどる「スペイン巡礼の道」。う〜ん。いま思い出してもにんまりしてしまうほど美味しい白ワインとの出会いがありました。

gravonia600

白ワインは合計で9種。原産地呼称別ではD.O.Ca.リオハRioja、D.O.バルデオラス、D.O.リアス・バイシャスが並びました。

まずは、リオハ。リオハといえば赤ワインが思い出されますが、白ワインの銘醸地でもあるのだそうです。主に用いられるブドウ品種はビウラviura(マカベオmacabeo)。若飲みにも長期熟成にも用いられる高級品種だそうで、フルーティなアロマが特徴。カタルーニャでは主にカバcavaのベースに用いられています。

そのビウラ90%と香り高いマルバシア10%の「ルイス・アレグレ・ブランコLuís Alégre Blanco 2011」からはじまり、ビウラ100%の「グラボニア ブランコ クリアンサGravonía Blanco Crianza 2002」、ビウラ90%とマルバシア10%の「トンドニア ブランコ レセルバTondonía Blanco Reserva1996」と試飲しましたが、おいしかった~!

「ルイス・アレグレ・ブランコLuís Alégre Blanco 2011」は柑橘系フルーツの香りとともに郷愁をそそるような懐かしい木の香り。自社農園の樹齢85年古ブドウから採れる実を手摘みし、ステンレスタンクで24時間、わずかな澱とともにオーク新樽(フランス・パリ近郊で採れる厳選オーク材らしい)で6カ月熟成させたワイン。昨年3月18日のスペイン大衆紙EL PAIS
に「ルイス・アレグレ・ブランコLuís Alégre Blanco」(ラベルが違うのですが、おそらく同じ)がパーカー最高の白ワインに選ばれたという記事
が出ていてたのでリンクしておきます。

ボデーガス・ルイス・アレグレBodegas Luis Alegreは1968年スペインのLaguardiaに50ヘクタールのブドウ畑とともに家族経営でスタート。エル・パイスの記事には、現在ハイクラスのワイン造りを目指し、地元の名シェフらとともに食とワインの優れたマリアージュの探求にも余念がない、などといったことも紹介されています。

❖deta❖
Luís Alégre Blanco 2011
Bodegas Luis Alegre
D.O.Ca.Rioja
13% Vol.

原料 ビウラ90%、マルバシア10%

樽熟成 6カ月

サービス適温 8〜11℃

次に続く「グラヴォニア ブランコ クリアンサGravonía Blanco Crianza 2002」は甘い香りがふくよかに広がり、フィノを思わせるような奥深くきちりと濃密な味わい。感動的でした。色は濃い藁の色。スペインの白ワインの扉が開いたような驚き。「トンドニア ブランコ レセルバTondonía Blanco Reserva1996」同様、なんというか、エレガントであることはいうまでもないのですが、高度な色気といいましょうか。

白ワインというと若いものを夏期に楽しむイメージがあり、しっかり熟成されたスペイン白ワインを飲むのははじめてで本当に驚きました。スペインワインの奥深さを教えていただきました。

❖deta❖
Gravonía Blanco Crianza 2002
R. López de Heredia y Landeta
D.O.Ca.Rioja
12.5% Vol.

原料 ビウラ100%

樽熟成 4年
サービス適温 13〜16℃

❖deta❖
Tondonia Blanco Reserva 1996

R. López de Heredia y Landeta
D.O.Ca.Rioja
12% Vol.

原料 ビウラ90%、マルバシア10%

樽熟成 6年

サービス適温 13~16℃

つづく

■取扱店/スペインクラブ