ザ・ウォーター・ウォー その2

映画『ザ・ウォーター・ウォー』観てきました〜!
イシアル・ボリャイン監督の力作。社会への情熱的な思いと、スペイン人として歴史を背負う複雑な心情が、なんてよく描けているのだろうと、唸らされました。唸りながら、交差する切実な思いに、落涙。

大航海時代と西暦2000年のふたつの時代を交差しながらあぶり出す、人種間の埋めようもないヘラルキーが物語の軸になっています。500年経っても埋まらない溝を、私たちはいったいいつになったら埋めることができるのか・・・。
遥か離れた日本にいて、ボリビアの2000年の「水戦争」を遠く眺める自分。じゃあ、私は一体なに?何ができるの? そんな宙ぶらりんの思いのまま、渋谷の雑踏を抜けて帰ってきました・・・。

映画では、ボリビア住民もスペイン人たちもイノセンテに描かれています。
にっちもさっちもいかない問題に絡みとられる中で、心の声に導かれて人々はとるべき道を選択しはじめます。
ぐいぐい引き込まれるストーリー展開はサスペンス並み。俳優陣にいたっては、改めてコメントする必要もないほど魅力ある演技。作品としての完成度も素晴らしく、これが長く劇場公開されないのが不思議なくらいです。

ヒューマントラスト シネマ渋谷では、木曜、金曜とあと2回の上映ですが、機会があればぜひ観てください!

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