ロサリオとエル・シガーラの「Te quiero, te quiero」

ロサリオ・フローレスとエル・シガーラのデュエット「Te quiero, te quiero」。2010年にアップされたyoutubeですが、先日東京公演を果たしたばかりのカンテの雄、油ののりきったディエゴ・エル・シガーラをググっていたら、これを見つけました。聴いたところ、ふたりの歌う様子にスペイン的な情緒がしみじみ出ていて、あれこれ思い出しました。

Rosario Flores con el Cigala – Te quiero, te quiero

ロサリオ・フローレスは、女ミック・ジャガーとでも呼びたくなるような、スペインのロックミュージック界きっての女豹。ハスキーな声がとても魅力的なヴォーカリストです。母親は伝説的アーティスト、ローラ・フローレス、父親はフラメンコのアントニオ・ゴンサレス・バティスタAntonio González Batistaというスペイン音楽界きっての輝かしいファミリーに生まれ育ったサラブレッドですが、95年、母親ローラ・フローレスを亡くした直後に、同じくミュージシャンだった最愛の兄、アントニオ・フローレスを薬物摂取で亡くし、苦渋を味わっています。アントニオは母親の死に耐えきれず、sobredocis(薬物過剰摂取)に陥ったともいわれていましたっけ。

エル・シガーラはロサリオより5歳年下ですが、横顔がどこか亡き兄アントニオ・フローレスに似ていて、なんだか生前の兄とのステージを見るようなそんな気持ちになりました。

せっかくなので、アントニオ・フローレスのyoutubeも一本。スペインを代表するポップスター、アナ・ベレンとの名デュエット「SOLO LE PIDO A DIOS」のyoutubeもリンクしておきます。これは90年代スペインでとてもはやった曲。とってもいい歌詞です。当時、こういう歌が流行るスペインの空気が、すごく好きだと思ったものです。