巨匠ビクトル・エリセ監督の作品上映

スペイン映画の中と言わず、今まで見た全ての映画の中で5本の指に入るほど好きな作品が、ビクトル・エリセ監督の『ミツバチのささやき』です。その続編とも言える『エル・スール』とともに、東京渋谷のユーロスペースで先週土曜日から絶賛上映中。

『ミツバチのささやき』ファンはけっこういて、DVDを買って大事に持っている人も多いのではないでしょうか。ところが、胸を躍らせ観たものの、作品の肝、光と陰の「陰」が真っ黒につぶれてしまって何も見えず、(『2001年宇宙の旅』に対峙するがごとく)何度観ても「寝落ち」するという、がっかりなフィルム状態に泣いたファンも多いはずです。もちろん私もその一人です。

私の中では「幻の」というサブタイトルまで付いていて、もう二度と感動を手にすることはできないだろうとあきらめていた作品『ミツバチのささやき』。しかし、よいものはちゃんと蘇るのですね。デジタルリマスター版となって劇場公開!という考えてもみなかった朗報。しかも、ビクトル・エリセ監督自らによるリマスターという、期待MAXな感じです!

『ミツバチのささやき』の10年後に作られた『エル・スール』も名作。スペインの慣習を丁寧に拾い上げながら「少女の成長」と「平和」「家族」を謳う、ビクトル・エリセ監督らしい味わい深い作品。この機会にぜひ観に行こうと思っています!

■ユーロスペース
TEL 03-3461-0211

3/25(土)〜

関連記事