クンブレ・フラメンカ・デ・ハポン 堀越千秋

昨年10月の、日本フラメンコ界の重鎮、画家・堀越千秋氏の訃報に、多くのファンが涙したことでしょう。半世紀をスペイン・マドリードに暮らし、フラメンコの世界にも精通し、カンテと呼ばれるフラメンコの独特な歌唱にも親しみ、フラメンコ・ヒターノ(ジプシー)のサラブレット、アグヘータ一族との深い交流を綴った軽妙なエッセイをフラメンコ専門誌『パセオ・フラメンコ』に寄稿するなど、多岐におよぶ才能を発揮した大人物です。

続きを読む

歌姫ブイカBuika来日公演

音楽は心の糧、と思う今日この頃。スペインニューミュージック(フラメンコという芸術的ジャンルは除く、という意味で)界にも続々と気鋭アーティストが誕生しています。スペイン音楽界のスター、世界的ヴォーカリストといえば、コンチャ・ブイカConcha Buikaです。

黒人の血を引く美しい肌の色と容姿、ディーバの歌声を持ち、米国ラジオ局NPRでは「史上最高のヴォーカリスト50人」に選出されるなど、注目度ナンバー1の歌姫ブイカ。敏腕プロデューサー、ハビエル・リモンが2010年にリリースしたディスコ『Mujeres de Agua』でも薫り立つハスキーボイスを聴かせていて、気になる存在でした。

2015_BUIKA_spain

続きを読む

チェロ奏者上野通明さんの銀座シャネル演奏会

バルセロナでチェロの基礎を学んだ上野通明さんの演奏会が、5月7日土曜日に銀座シャネルでありました。演奏会は「シャネル・ピグマリオン・デイズ」と題された若きアーティストを支援する試み。才能あふれる若手演奏家を招いて、定期的に開催されている室内楽コンサートで、無料なんです。

演目は、バッハの『無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 BWV1009』、休憩を挟んでハンガリーの作曲家コーダイの『無伴奏チェロ・ソナタ 作品8』。そしてアンコールに黛敏郎の『文楽』というダイナミックな組み合わせでした。

20160507上野通明_チェロ

続きを読む

ロサリオとエル・シガーラの「Te quiero, te quiero」

ロサリオ・フローレスとエル・シガーラのデュエット「Te quiero, te quiero」。2010年にアップされたyoutubeですが、先日東京公演を果たしたばかりのカンテの雄、油ののりきったディエゴ・エル・シガーラをググっていたら、これを見つけました。聴いたところ、ふたりの歌う様子にスペイン的な情緒がしみじみ出ていて、あれこれ思い出しました。

Rosario Flores con el Cigala – Te quiero, te quiero

続きを読む